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2026.6.18

フレームワークから覗き見るキャリア戦略 アンゾフの成長マトリクスとは? 

    こんにちは。
    ZEXT Career山田です。
    私たちは【越境×新規事業立ち上げ】
    をテーマにしたキャリア支援を行っております。

    本日は、
    「海外事業に関わりたい」
    「新規事業に挑戦したい」

    といった方向けに
    経営戦略の中でも有名なフレームワークである
    アンゾフの成長マトリクスをキャリアに転用してみてみます。
    ぜひご自身のキャリアと照らし合わせながら
    ご覧頂ければと思います。

    1,経営戦略アンゾフの成長マトリクスとは


    アンゾフの成長マトリクスは、今から約70年前の1957年
    イゴール・アンゾフによって提唱された経営戦略論です。

    製品・サービス(既存/新規)と市場・ターゲット(既存/新規)
    の2軸で成長戦略を4つ(市場浸透・市場開拓・製品開発・多角化)に分類したフレームワークであり、現在も企業の戦略策定に広く活用されています。

    ①市場浸透戦略(既存市場 × 既存製品)
    今の市場で、今の製品をもっと売る戦略。(例:国内でのリピーター獲得やシェア拡大)

    ②新製品開発戦略(既存市場 × 新規製品)
    今の顧客に、新しい製品を売る戦略。(例:既存顧客への新機能追加や別サービスの提供)

    ③新市場開拓戦略(新規市場 × 既存製品)
    新しい顧客に、今の製品を売る戦略。
    ターゲットを若者からシニアに変えたり、日本国内から海外へ進出(越境ビジネス)したりするのがここに入ります。

    ④多角化戦略(新規市場 × 新規製品)
    まったく新しい市場に、まったく新しい製品を投入する戦略。既存の枠組みを越えて異業種へ参入する、いわゆる「ゼロイチの新規事業」です。

    画像

    ちなみに補足しますと、
    オレンジ色の③新記市場開拓戦略 ④多角化戦略 部分が
    私たちZEXT Careerが「越境×立ち上げ」と
    掲げてターゲットとしている領域になります。


    2,有名な富士フイルムの事例


    ここで、アンゾフの成長マトリクスを見事に体現し、
    事業の危機から大復活を遂げた
    富士フイルム社の有名な事例をご紹介します。

    かつてデジタルカメラやスマートフォンの普及により、
    同社の主力事業であった写真フィルムの需要は
    世界中で消滅の危機に瀕していました。
    本業がなくなるという絶望的な状況下で、
    富士フイルムはマトリクスの4象限すべてを駆使して
    大胆な変革を図り成功しました。

    ①市場浸透戦略
    既存のフィルム技術を活用し、
    その場で写真がプリントできる今ではすっかり人気のインスタントカメラ
    「チェキ」を開発し、若者を中心に新たなブームを起こす。

    ②新製品開発戦略
    レントゲンフィルム等で以前から接点を持っていた医療機器市場に対して、レーザー内視鏡などの新技術(新製品)を提供。

    ③新市場開拓戦略
    既存の精密なフィルム技術を、全く別の領域である携帯電話用プラスチックレンズや液晶モニター用フィルムに応用し、
    新たなITデバイス市場に参入・提供。

    ④多角化戦略
    最もイノベーティブな成功を収めたのがここです。
    写真フィルムの主成分であるコラーゲンと、写真の色あせを防ぐ
    独自の抗酸化技術を活用し、医薬品や化粧品・サプリメント
    (アスタリフトなど)といった新規市場に参入しました。

    実は、当時富士フイルムのライバルであった米国のコダック社は、
    既存のフィルム市場に固執した結果、
    経営破綻に追い込まれたと言われています。
    両社の明暗を分けたのは、この新規事業への取り組みの差だと言えます。

    富士フイルムは自社を単なる写真屋ではなく、
    高度な化学技術を持つ会社と再定義し、
    痛みを伴いながらも未知の領域へと飛び込みました。

    この過去の成功に捉われない姿勢こそが、
    新事業を生み成功に結び付いています。

    画像

    3,キャリア戦略に転用して考える


    ここまでは、経営戦略としてのアンゾフの成長マトリクスを見てきましたが
    このフレームは企業だけでなく、
    個人のキャリア戦略としても応用して語られることがあります。

    製品を スキル・経験 と置き換え
    市場を業界・会社・働く環境 と置き換えて考えると

    ①市場浸透戦略
    →スキルや専門性を深める

    ②新製品開発
    →新たなスキルを身につけて役割を広げる。掛け算のキャリア

    ③④新市場開拓・多角化戦略
    →これまでの強みを活かして新しい環境へ挑戦する。
    ゼロイチ領域キャリア。

    自身という商品をどういった市場に投下して勝負していくのか、
    この四象限マトリクスはシンプルに頭を整理してくれます。
    重要なのは、盲目的ではなく、戦略的に選ぶことです。

    4,最後に


    本日は経営戦略アンゾフの成長マトリクスを題材に
    キャリアにも転用しながらみてきました。

    変化の激しい現代において、
    一つのマトリクスに留まり続けて経験を深めていくことも
    もちろん魅力的なキャリアではあると思いますが、
    自身の現在地を把握しながら「新市場」や「新規事業」へと、
    よりチャレンジングな展開をしていくキャリアもまた
    とても魅力的だとZEXT Careerは考えています。

    「今のスキルをどの市場へ持ち込めば価値が最大化されるのか?」
    「未知の領域に興味があるが、どう飛び込むべきか?」

    など、少しでもキャリアの方向性に迷いがあるようでしたら、
    ぜひ一度、私たちにご相談ください。

    キャリア戦略のパートナーとしてご納得いただけるよう伴走いたします。
    本日もご覧いただきありがとうございました。

    ─────────────────────────
    山田 重治(Shigeharu Yamada)
    ZEXT Career運営責任者
    お問合せ:agt@gl-navi.co.jp
    ─────────────────────────

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